腐りきった同窓会
今日、中学校3年生の時のクラスのメンバーで集まって、「同窓会」という名の宴会が行われた。
もともと、最初にこの話を聞いたときから行く気など全くなかったのだが、友人たちから「お前は出ることになっている」「いかないのは数人だけだ」など、たくさんのメールが来たので行くことに(^^ゞ
午後5時半…
静岡駅前の東進ハイスクールで自習をしていたが、5時45分頃に静岡駅で待ち合わせる予定の友人が最寄り駅を出発したとのメールを受け、解きたくてたまらなかった数学の問題を途中で諦め、静岡駅へ向かう。友人と一緒に僕等は同窓会会場「牛角 静岡店」へ。
午後5時45分…
到着すると、懐かしい顔がたくさん。(皆あんまりかわってねーなー)と思いながら着席。
にしても、この部屋…男子だけしかいない。女子は…?
と思ったら、部屋が狭くて男女別々らしい。男女別の同窓会というのもなんか不思議。
午後6時…
食事が次々と運ばれてくる。
何故か食事が来る前に水を飲み干してしまった僕は、店員に水おかわりを頼んだのだが、グラスを持っていかれたまま戻ってこない。待ちくたびれてもう一度店員に頼むと、「すいません。今グラスがなくて…」。出てきたのはジョッキ。ぉぃぉぃ、さっきのグラスはどうしちゃったんですか?
ここまでは非常に楽しかったが、ここから段々とイライラし始めることになる。
鼻をつくタバコの匂い。横を見ると、堂々とタバコをすい始めたヤツがいる。「臭ぇ!」「なんでこんなとこに来てタバコ吸うんだよ」と皆陰口を叩くが、結局彼は最後までタバコを吸い続けていた。とりあえず、気づいているのに何も言わない店員もどうかと…。「大人を逃げるな」(^^ゞ
午後7時半…
楽しいのは良いが、食事少なくないか?とは思いつつ、デザートを食べておしまい。
一旦全員店の外へ出たが、ここで、女子たちと男子の一部が「カラオケに行こう!」といい始める。僕はカラオケなんて行ったこともないし、今日は早く帰って寝たいな…。と思っていると、周りの友人たちも結構乗り気じゃなかったので、「帰ろう。」と言っていたのだが、友人のうちの1人が「お前、カラオケ行くよな!なっ!」としつこく誘ってくるので、曖昧な返事を繰り返しながらも皆でカラオケ屋の方向へ。
…横断歩道で信号が点滅する。
「おぃ、渡れ渡れ!」友人が叫ぶ。
ここで渡ったのが運命の分かれ目だった。乗り気じゃない友人は信号の向こうに取り残され、そのまま帰ってしまったのだ。しつこく誘う友人と一緒に信号を渡ってしまった自分…もう行くしかない。
午後8時…
カラオケ屋に到着。こんなとこ来るの初めて。見ると、男子なんてやたら元気の良いやつばっかりじゃないか。よく話す友人達は帰ってしまったし、気まずいなぁ…。
そして、部屋に入り、女子達が勝手に歌い出したので、僕はしつこく誘ってきた友人と一緒にそれを聞いてた。(いや、聞いてなかったかも)ここでまた頭にくることが、、、今度は元気の良い男たちがコンビニで酒を買ってきて飲み始めたのだ。女子たちも雰囲気的に飲み始める。
僕は酒を飲むつもりはない。こんな空間に来るべきじゃなかった…。
と思ったら、しつこく誘ってきた友人も、酒を飲むつもりはないようなので、安心した。
さらに、近くには自分の体をめちゃくちゃ気にするスポーツ少年がいて、彼もまた、酒・タバコは身体に悪いから飲むつもりはないようだった。
皆が酒を飲む雰囲気につつまれているなか、僕等3人は隅の方で固まっているしかなかった。
その時、店の店員が飛び込んできた。監視されているなんて当然の話だろう。
酒を飲んでいた元気の良い男子たちは急にシュンとなり、酒類は全部没収されていった。
バカじゃねーの。
本当にそう思うしかなかった。
そして、僕と一緒にいる友人2人も、ものすごくつまらなそうだったので、途中で抜けて帰ってきた。
大人がいなけりゃ何をしてもよいのか。
もうあの類の、名前だけの「同窓会」になんて、今後一切いきたくない。
本当に時間を無駄にした一日でした。