韓国ひとり旅(2):北朝鮮・韓国版アキバ・漢川

<<7月18日の日記>>


【ツアーに参加】
2日目は半日ツアーに参加して、北朝鮮との国境付近の非武装地帯へ行くことに。ツアー客はほとんどが英語圏の人たちだった。そして、ツアーガイドのおねーさんが凄い凄い!ものすごい勢いで韓国語・日本語・英語を使い分けるのだ。カッコ良すぎる…。
【ハングルのお勉強】
昨日の夕食での反省を活かし、せめて少しでも…と、バスの中でハングルのお勉強。そして、外に見える看板自動車のナンバープレート等、そこらじゅうにあるハングル文字を読んでみる。最初は1文字10秒ぐらいかかったのが、段々とスラスラ読めるようになってきた。ほとんど単語の意味はわからないが、結構日本語に近いものがある。”シンムン→新聞”とか、”アンナエソ→案内所”みたいな感じ。少しだけ世界が広がった気分!
【DMZ(非武装地帯)】
ソウルからバスで1時間程で、DMZ(非武装地帯)への入口に到着。ここで、なんと銃をもった軍人(徴兵の人らしい)がバスに乗り込んできて、全員のパスポートをチェックするのだ。かなりコワい。そしてバスはDMZへと入っていく…。この中では写真撮影はかなり制限された。

南北統一を目指すモニュメント

南北統一を目指すモニュメント

【南侵第三トンネル】
北朝鮮は、韓国に侵入するためにいくつもの地下トンネルを掘っていた。その中でも最も大きな規模の「南侵第三トンネル」のみ、一般向けに公開されている。ヘルメットをかぶり、トンネルの中へと入ってみた。ヒンヤリとした空間…。北朝鮮は”石炭を取るために掘った”と主張している(石の種類から、これは有り得ないらしい。)ようで、たしかにトンネルの内部は黒く塗られていた。当然、北朝鮮側までは行けなかったが、それでも300m近くは歩くことができた。北朝鮮はよくもまぁこんなものを掘ったよなぁ…。
【北朝鮮を見る!】
DMZ(非武装地帯)の中にあるトラ展望台からは、なんと北朝鮮の地を見ることができる!!初めて見る北朝鮮の地…。なんだか怖かった。高倍率の望遠鏡が備えられていて、空気が澄んでいる日にはキムイルソン(?)の銅像も見えるんだとか。写真撮影は決められた線より手前でしか行えず、それより前で撮影した観光客は軍人の付き添いのもとで、撮影データの削除を命ぜられていた。

北朝鮮の地

北朝鮮の地

【都羅山駅】
韓国で最も高い位置にある駅らしい。この駅は「南の最後の駅」ではなく「北への出発点」と位置づけられてい駅。駅員は全員軍人だ。いつの日か、ここから北へ旅立っていく列車が走るのかな。

駅員は軍人

駅員は軍人

【韓国の警察】
ツアーを終えてソウル市内に戻ると、あちらこちらに機動隊のバス(?)みたいなのが停まってて、警察がウロウロ。普段からこんな感じなのかな、と思ったら市民団体が座り込みをしてた。この影響?

市民団体と警官

市民団体と警官

【龍山電気商街】
午後は”韓国版アキバ”の龍山電子商街へと行ってみた。電子街目当てで行ったのだが、駅の横には大きな車両基地があり、暫し見とれる…。肝心の電子街だが、まず、駅に隣接する建物に小さな電気屋さんがいっぱい入っている。そのビルを抜けると、パーツを扱う店が広がっている。アニメ系は少なく、昔のアキバって感じだった。規模は少し小さいけどね…。

まるでアキバ!

まるでアキバ!

【漢川(ハンガン)】
龍山から歩いて漢川(ハンガン)の川沿いに出る。高速道路が邪魔で、簡単には行けない。細い道を進み、高層マンションの脇を通っていくと、ようやく高速道路を越える陸橋を発見した。漢川には10本以上の橋がかかっており、夜になると夜景がとてもキレイらしい。川沿いに出たのが17:30頃。まだかなり明るいので、上流の方へ歩きながら夜を待つことにした。
【韓国の日没は遅い!】
歩けど歩けど日は堕ちない。気がつけばもう19:30、もう2時間も歩いているのだ。時刻は日本と同じのに、日没遅すぎるよー…。20:00に鉄橋のライトアップが始まり、ようやく辺りが暗くなったのは21:00だった。
【ロマンティック】
話に聞いていた通り、漢川の夜景はかなり美しかった!それぞれの橋が、まったく違うライトアップをされている。何枚か写真を撮ったけど、この美しさは実際に目で見ないとわからないかもしれない。山やビルの上から、多くの橋をまとめてみるともっとキレイなんだろうなぁー。結局、漢川沿いを4時間近く歩いて、玉水(オクス)駅から地下鉄に乗車。

東湖大橋、その向こうには聖水大橋

東湖大橋、その向こうには聖水大橋

【石焼ビビンパ!!】
昨日の失敗はもういやだ!ということで、今日の夕食は「地球の歩き方」記載の中央会館2号店。このお店は石焼ビビンパ(8,000ウォン=約1,060円)がオイシイらしい。さっそく行ってみた。繁華街である明洞(ミョンドン)に店を構えているだけあって、日本人客への対応はバッチリ!メニューに写真と日本語が書いてある。そして気になるお味は…?旨い!意外とあっさりした味だった。小皿で出てきたキムチカクテゥキ(大根キムチ)を混ぜて食べると一層おいしかった。
【韓国の夜】
ソウル市内中心部を流れる清渓川(チョンゲチョン)。数年前まで、この川は地面の下に埋まっていて、上を高速道路が走っていたらしい。道路を撤去し、2005年に川を蘇らせたのだ。今日は平日、しかも、もう23時。なのに清渓川(チョンゲチョン)にはカップルがいっぱい!。噴水やイルミネーションで彩られていて、その周りに多くのカップルわずかな子連れ親子がくつろいでいる。明日の朝は大丈夫なの?思わず心配したくなってしまったが、これが韓国の生活スタイルなのだろう。素晴らしいよ!!

清渓川(チョンゲチョン)

清渓川(チョンゲチョン)

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