YELLooooW

今日は日本全国、強い風が吹き荒れた。
こんな日にバイトのシフトが当たってるとは、なんとも不運…。
冷たい風がピューピュー吹き抜ける某駅コンコース。
強風で軒並み遅延の武蔵野線、とうとう京葉線直通が中止に…。
こんな寒い時にＭＶいじってるお客さんなんて殆どいない。
ＭＶの案内業務が主な仕事だっていうのに、これじゃあやることがない、存在感ゼロ。
お客さんたちが「さっむーい！」とか言いながら通り過ぎる横で、ただ立ち続ける自分。
駅員も、遅れてる列車の案内に必死で、こんな所で寒さに耐えてる僕の存在なんて気にも掛けない。
そんな時、隣のコンビニから出てきたオバサンが、買ったばかりのペットボトルを僕に差し出してきた。
オバサン：「アンタ、寒いでしょ？これで温まりなさいよ。」
僕：「え！？いぇ、そ…そんな…大丈夫です(汗)」
オバサン：「風邪ひいちゃうよ。ウチの子と同じぐらいの歳だから、見るに耐えないわ、私。」
…結局、有難く受け取ることにした。
ポケットに入れたボトルが、すっごくすっごく温かかった…。
そんなことよりオバサンの心の温かさで、その後ずっと涙が出そうで必死にこらえてた。
午後８時、更衣室に戻って早速飲んだ１杯は最高に旨かった！
別にモノをくれなくたって、通りがかりに「寒いでしょ、頑張って！」って励ましてくれる人もいる。そうやって気を使ってくれる人の優しさに触れる度、嬉しいと感じる一方で自分にはそれが出来てるかなって思ってしまう。
例えば道端でティッシュ配ってる人たちを見て「寒そうだな」なんて思ったことあるだろうか。
そんなの無意識にはなかなか思えないし、思ったって「頑張ってください」なんて恥ずかしくって言えない。
そう考えると、通りがかりに励ましてくれる人って凄いよ…。
自分もそうやって、他人に元気をあげられる人になりたいなぁ。
…なーんて、帰りの電車の中でしみじみ感じてしまったのでした。
そういえば去年の今日も、みんなにたくさん励ましてもらったっけ…明日はカズミ君の番だ！

頂いたモノ